ビジネスカジュアルの基本
■カジュアルデー
ビジネスカジュアルを認める企業も増えてきました。また特定の曜日はカジュアルデーと決めて、その日だけはカジュアルな服装での通勤を認めている企業もあります。今まではスーツにネクタイ、長そでYシャツと決まりきった格好しかしてこなかったビジネスマンにとって、突然カジュアルな服装が許可されても戸惑うことになります。カジュアルなファッションとはいえ、ビジネスシーンに適した服装でなくはいけませんし、ファッションセンスがわかってしまうからです。カジュアルな服装は幅が広く、組合せも豊富にあります。その選び方次第でその人のファッションセンスが問われてしまうのです。
ビジネスカジュアルに適した服装の基本事項をおさえておくと、服装選びで困ることが少なくなります。カジュアルとはいってもあくまでビジネスの場で通用するカジュアルスタイルであることを忘れてはいけません。例えばカジュアルと聞くと、ジーパンなどのデニムスタイルを着用してもいいのかと思う男性がいらっしゃいます。その方の職種にもよりますが、基本的にお客様と接する機会の多い方は、ジーンズは禁止です。ジーンズはラフな印象を与えてしまいますので、お会いするお客様がきちんとした格好をしていた場合はなおさら失礼にあたります。最近はベンチャー企業や外資系企業にてカジュアルスタイルを取り入れているところがありますが、そのような企業ではジーパンの着用を認めているところもあります。自分で判断がつかないときは、会社の上司に相談してみるのが確実です。
適度なカジュアル感
■ラフすぎる印象を与えてしまっているかも
ポロシャツに関しても、認めている企業とそうではない企業があります。ポロシャツもやはりジーパンと同じようにラフすぎる印象を与えてしまうからです。最近はビジネスカジュアルようのきちんと感のあるデザインや仕立てのポロシャツも増えていますので、企業によってはそういったタイプのポロシャツなら着用を認めてくれるところもあります。
ビジネスカジュアルで最も多いスタイルは、ワイシャツにスラックスというスタイルです。これを着用していれば、まずどこの企業でも問題のない服装だと言えます。ワイシャツで気を付けるのは袖の長さです。カジュアルなら半袖でも長そででも好きな物を選んでいいと思われがちですが、企業によって見解が異なります。ビジネスの場にふさわしいのは長そでシャツであり、半袖の着用を認めていない企業もあります。半袖は長そでと比べるとカジュアル感が出てきてしまうため、どうしても半袖を着用したい場合はネクタイをしめることを義務付けているところもあります。またポロシャツでもワイシャツでもボタンを開けて着用するので、下着選びにも気を付ける必要があります。
スラックスが無難
■チェック柄や千鳥格子のパンツを選ぶとオシャレ
ワイシャツに合わせるボトムスはスラックスが無難です。またスラックス以外にもチノパンでもある程度きちんと感が演出できます。スラックスとはスーツとセットになったパンツのことだと思っている方も多くいらっしゃるでしょう。しかしそれではカジュアル感が出せませんので、ビジネスカジュアルで着用するスラックスは、上下セットでないタイプをえらぶのが無難です。す。無地の物を一本持っていると、柄つきや無地のシャツにも何でも合いますので使い回しがききます。またパンツで少し差をつけたいときは、チェック柄や千鳥格子のパンツを選ぶとオシャレに見えます。柄パンツに抵抗がある方は、最初は細かい柄を選ぶと柄が目立ちにくいので初心者でも着こなしやすいと思います。
パンツを選ぶ時はシルエットも大切です。すっきりとしてスマートな印象に見せるためには、だぼっとしたパンツではなくある程度足のラインにフィットしたパンツを選ぶのがおすすめです。スラックスでもストレッチがきいているタイプも出ていますが、ストレッチがきいているととても動きやすくなります。
