気になる汗ジミを防ぐには
■汗ジミは厄介
汗をかくと臭いが気になります。厳しい夏の暑さの中では誰もが大量の汗をかいてしまうので汗をかかないで過ごすのは不可能です。汗をかいても嫌な臭いが漂ってこないように、こまめに制汗剤を使用する、汗拭きシートを使うなどして嫌な汗のにおいを抑えようと努めるのです。 汗で気になるのは臭いだけではありません。汗が衣服にまで浸みこんでしまってシミができてしまうのです。これを一般的に汗ジミと呼んでいます。これが特に目立ちやすい部分といえばワキの下です。ワキの下は自分の目では確認しづらい場所ですが、周りからはとてもよく見える場所です。例えば電車に乗って立ってつり革につかまっていると、隣や近くで座っている方からは、ワキの下が良く見えます。
その部分に汗ジミができていると、不潔な印象を受けてしまうのです。しかもこの汗ジミが厄介なのは、時間の経過とともにその部分だけが黄ばんでくることがあるからです。ただ単に汗をかいてそれが乾けばいいのですが、黄色いシミが残ってしまうとそれがいつまでも残って目立ちます。 このシミは洗濯をしてもなかなか落とせず、せっかく購入したお気に入りの洋服が着られなくなる、ビジネス用に購入したYシャツなどをダメにしてしまうことがあるのです。汗をかいただけなのになぜこのような黄ばみができてしまうのでしょうか。汗をかいたからと言って必ず黄色いシミができるとは限らず、できる人とできない人がいます。その違いは体質によるものです。
たんぱく質、糖質、脂肪酸？
■黄ばみが強い人
私たちの体から分泌される汗には、たんぱく質、糖質、脂肪酸、などのさまざまな成分が含まれているのですが、その中に黄ばみの原因となる色素が含まれていることがあります。この色素の力が強いと、汗をかいてその部分が乾いた後も色が定着してしまって取れなくなってしまうのです。この黄ばみが強い人は、ワキガの方に多く見られます。
そしてもう一つの原因が制汗製品の影響です。夏の暑い時は汗をかくことが予想されますので、自宅を出る前にワキの下や汗のにおいが気になる場所にたっぷりと制汗スプレーなどをつけてから外出すると思います。その制汗剤に含まれている成分と汗に含まれている成分が化学反応を起こしてしまって、色をつけてしまうこともあるようです。汗に含まれている成分の内容や割合に関しては、体質によって個人差がありますので、同じ制汗剤を使用してもシミができる方とできない方がいらっしゃいます。
黄ばみが目立って不潔な印象を与えてしまうかも
■ワキ汗パットをつけておくと安心
汗の臭いが気にならなくても、黄ばみが目立って不潔な印象を与えてしまうかもしれないので、適切な対策が必要です。対策として考えられるのが、汗ジミができないように小まめに汗をふくことです。汗の量が多ければ下着や洋服にまでそれがしみこむため、黄色いシミができやすくなってしまうのです。汗ふき用のタオルを持ち歩いて、汗をかいたらこまめに使用することで、洋服にまで汗がしみこむのを防げます。女性の場合は汗ワキパットを利用することができます。また女性の場合は汗をかきやすいワキの下の部分にパットが取り付けられている下着も販売されています。これらを身に着けていると下着やパッとが汗を吸収してくれるため、洋服にまで汗が染みにくくなります。
男性用のワキ汗パットもドラッグストアなどで販売されていますので、それを試してみるのもおすすめです。得にワキの下の汗の量が多い方は、汗を拭いても、拭いても間に合わないと思いますので、パットをつけておくと安心です。 また下着にも汗ジミ対策に特化した下着があります。汗をかいても下着がしっかりとその汗を吸収して、早く乾かしてくれるような下着は、ワキや体の大量の汗をかいても洋服にまで汗のシミが残りにくいのです。汗をたくさんかく男性は、ワキの下だけでなく背中にもびっしょりと汗をかくことがあります。ワキの下だけでなく、背中の汗ジミが気になる方にはインナーから汗ジミ対策が必要です。
